おすすめの本

 

4月に2021年本屋大賞が発表されました。本屋大賞は、書店で働く店員の投票で決定します。過去一年間に、店員自身が読んで面白かった、ぜひ客にも薦めたい、自分の店で売りたいと思ったものを選び、投票します。今回、大賞には町田そのこ著「52ヘルツのクジラたち」が選ばれました。貸出を希望される方は図書館までお問い合わせください。
 

 

1.犬がいた季節

伊吹 有喜

ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは−。昭和から平成、そして令和へ。いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描く。

2.お探し物は図書室まで

青山 美智子

悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押ししてくれて…。明日への活力が満ちてくる、書き下ろしハートウォーミング小説。

3.推し、燃ゆ

宇佐見 りん

ままならない人生を引きずり、祈るように男性アイドルを応援する女子高生。ある日、そのアイドルがファンを殴ったことで、彼女の暮らしが揺らぎ始める。第164回(2020年下半期)芥川賞受賞。

4.オルタネート

加藤 シゲアキ

高校生限定のマッチングアプリが必須となった現代。東京の高校を舞台に、3人の若者の運命が、鮮やかに加速していき…。悩み、傷つきながら〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を描く。

5.逆ソクラテス

伊坂 幸太郎

敵は、先入観。世界をひっくり返せ! デビュー20年目の著者が描く少年たちの物語。

6.この本を盗む者はフォームの始

深緑 野分

書物の蒐集家を曾祖父に持つ、本嫌いの女子高生。ある日、曾祖父の蔵書が盗まれ、「本の呪い」が発動する。呪いを解くため、彼女は本の世界を冒険し…。

7.52ヘルツのクジラたち

町田 そのこ

自分の人生を家族に搾取されてきた女性と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。

8.自転しながら公転する

山本 文緒

結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか?ぐるぐる思い惑いながら幸せを求める32歳の都を描く、共感度100%小説。

9.八月の銀の雪

伊与原 新

コンビニのベトナム人店員が就活連敗中の理系大学生に見せた驚きの姿、シングルマザーが聞いた深海の話、原発の下請け会社を辞めて一人旅する男…。科学の揺るぎない真実が人知れず傷ついた心を救う5篇の物語を収録する。

10.滅びの前のシャングリラ

凪良 ゆう

1ケ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡直前の世界で「人生をうまく生きられなかった」4人が見つけた光とは。

 

 
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