ちょこっとひとこと

 

公益社団法人読書推進運動協議会発行のリーフレット「2021年版 若い人に贈る読書のすすめ」に掲載されているおすすめの本を中心に本を紹介します。
「若い人に贈る読書のすすめ」は、成人式・卒業式など新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本を紹介する運動です。毎年、各都道府県の読書推進運動協議会より、この1年に出版された本の中から「若い人にぜひ読んでもらいたい本」を3冊推薦してもらい、その推薦書をもとに読書推進運動協議会の事業委員会で24冊の書目を選定、リーフレットが制作されています。制作された墨字版のリーフレットは、全国の公共図書館・書店などに配布されています。

1.鐘を鳴らす子供たち

古内 一絵

放送劇は、物語は、きっと祈りなのだ−。敗戦後の混乱期。突然、ラジオドラマに出演することになった小学生たちの、戸惑いと奮闘を描く。NHKの連続放送劇「鐘の鳴る丘」をモチーフとした物語。

2.ほんとうのリーダーのみつかけた

梨木 香歩

みんなと同じでなくてはいけないという圧力が強くなっているなかで、いちばん耳を傾けるべき存在とは。困難な時代を生き延びるために、今考えたいことをまとめる。

3.金子と裕而 −歌に生き愛に生き−

五十嵐 佳子

ともに音楽を愛する裕而と金子は、文通を通じた大恋愛の末に結婚する。戦後、疲れ果てたこの国の人びとを励ますために寝食を忘れて曲を作り続ける裕而。天才作曲家と彼を支え続けた妻の物語。

4.コロナの時代の僕ら

パオロ・ジョルダーノ 著 
 飯田 亮介 訳

この災いに立ち向かうために、僕らは何をするべきだったのだろう。何をしてはいけなかったのだろう。そしてこれから、何をしたらよいのだろう−。コロナの時代を生きる人々に、イタリア人作家が贈る痛切で誠実なエッセイ集。

5.イマジン?

有川 ひろ

憧れていた映像制作の現場に飛び込んだ、良井良助。専門用語が飛び交う慣れない現場であたふたする良助だったが、作品と向き合う仲間たちの熱気に、焦がれるような思いを募らせ…。






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