ちょこっとひとこと

 今年の7月7日に、永六輔さんが亡くなられました。「上を向いて歩こう」「いい湯だな」「こんにちは赤ちゃん」などで知られる作詞家で、ラジオパーソナリティ、タレント、随筆家など多方面で活躍されました。1933年生まれ、享年83歳。死因は肺炎だそうですが、医師によると老衰といってもいい状況だったそうです。ご冥福をお祈りいたします。

一部ですが、以下に永六輔さんの著作タイトルを紹介いたします。このほかにもたくさんの著書がありますので、貸出ご希望の方は図書館までご連絡ください。

 

.大往生

人はみな必ず死ぬ。死なないわけにはいかない。それなら、人間らしい死を迎えるために、深刻ぶらずに、「老い」「病」そして「死」を語りあおう。心にしみる庶民のホンネや寸言をちりばめつつ、自在に書き綴られた人生の知恵。死へのまなざしが、生の尊さを照らし出す。

.二度目の大往生

「人間は病気で死ぬんじゃない。寿命で死ぬんだよ」「がんばってくたびれちゃいけません。くたびれないようにがんばらなきゃ」―生きる知恵に満ちた庶民の言葉の数々、そして、「一人対談」や講演ドキュメントで構成する紙上バラエティ。思わず笑い、やがてしんみり考えさせられる。『大往生』二百万読者におくる待望の第二弾。

.職人

「職業に貴賎はないというけれど,生き方には貴賎がありますねェ」モノをつくる職人さんたちならではの知恵に満ちた言葉の数々を軸に,対談・インタビュー,そして講演録などで構成する紙上バラエティ.『大往生』『二度目の大往生』に続く,ご存じ永六輔ワールド第3弾。

4.悪党諸君

過去に著者が行った全国各地の刑務所での慰問講演を、出所後の受刑者の再犯問題に一石を投じる意味も込めて編集した一冊。

5.庭説法 −歌えばお経・話せば法話−

山と海、自然に囲まれた緑豊かなお寺の庭で、永六輔が語る辻説法ならぬ「庭説法」。軽妙な語り口で、ユーモアを交えて「生老病死」を語る。20年ものあいだ静岡県伊東市宝専寺で行っている講演と、築地本願寺での講演を収録。

6.遠くへ行きたい

浅草で生まれ育った十七代目の江戸っ子が、「どこかへ行きたい」「誰かに逢いたい」と、日本全国行きあたりばったりの旅に出た。著者の原点ともいえる名著!

7.妻の大往生

これほど楽しい愛があるだろうか―。妻として母として生きた永昌子への思いと在宅介護の日々を、夫として六輔が、娘として千絵・麻理が語る。

8.世間にひと言心にふた言

食事の前に、なぜ「いただきます」と言うのか? トマトは野菜か?果物か? 選挙で大事なのは「投票率」よりも「投票質」。「護ろう」憲法から「好きです」憲法へ。時には優しく、時には熱く。時には耳に心地よい話を、時には耳に痛い話を。私たちに身近な話題から、日本の行く末まで、現代の語り部≠ェ思う存分に語る。

9.男のおばあさん −楽しく年をとる方法−

転んでも、呂律が回らなくても、ただでは起きない! 「何を言っているかわからない事件」から「痛いリハビリいろいろ」まで、永六輔流の“謙虚でワガママ”な年のとり方を語ったトーク集。TBSラジオ番組をもとに書籍化。

10.むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く

わかりやすく「いま」を読み解き、この混迷深い時代に何を希望として生きるべきか探る、永六輔渾身のエッセイ。



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